科学・産業史

天気と地震の予知とその限界

「なぜ、これほど技術が進歩しても地震の発生をピタリと当てられないのか?」 「天気予報は、あとどれくらい正確になる可能性があるのか?」私たちは、科学に対して「未来を正確に言い当てる魔法」のような期待を抱きがちです。しかし、地球や宇宙という巨大...
科学・産業史

狩猟から農業・養殖へと移行してきた食の歴史

私たちが日々口にする食べ物は、大きく二つの異なる起源をもっています。一つは「自然の中で育ったものを獲る」狩猟的な食、もう一つは「人間が管理し育てた」農業的な食です。鶏肉や牛肉はスーパーで並んでいますが、これらはすべて人間が完全に管理した家畜...
科学リテラシー

医薬品と健康診断の理解のための基礎知識

薬剤師から「この薬は○○を抑える働きがあります」と説明を受けても、具体的にどういう仕組みで効くのかわからないまま飲んでいる人は多いのではないでしょうか。また、健康診断で「肝機能の数値が高い」と言われても、それが服用している薬と関係があるのか...
科学・博物館

財閥から受け継がれる現代の製造業の系譜ー明治から戦後までー

日本の近代化は、明治政府が掲げた「殖産興業」政策と、それに呼応した起業家たちの挑戦から始まりました。政府は西洋技術の導入を急ぐため、明治期には数多くの官営模範工場を設立し、また海外から多数のお雇い外国人を招聘して技術移転を図りました。こうし...
科学リテラシー

持続可能な農業をシステムで考える【農業の入り口】

スーパーに並ぶ野菜や果物。それらがどこで、どのように育ち、どんな仕組みで私たちの食卓に届くのか。農業は「土と水と太陽があれば育つ」という単純なものではありません。農業は「自然と調和する営み」と語られる一方で、農薬や大量生産への批判も絶えませ...
科学・産業史

科学が明らかにする日本の古代史ー考古学で用いられる科学ー

「考古学」と聞くと、土器や遺跡を発掘し年代順に並べる伝統的な学問を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし現代の考古学は、物理学・化学・生物学・地学といった自然科学の手法を取り入れた解析が進んでいます。文献記録が乏しい古代において、これらの科学...
キャリア開発

学歴が安定に結び付かない時代―地域・スキル・学び・創造性・心の5つで備える

これまでは、「良い大学→良い企業→安定した人生」というモデルが機能していた。教育投資ができる家庭の子どもは有利な立場に立ち、そうでない家庭の子どもは不利な状況に置かれた。しかし、そのモデル自体が今、大きく揺らいでいる。終身雇用の崩壊、大企業...
科学リテラシー

情報システムが社会を支える【情報科学の入口】

情報システムは、日常のあらゆる業務の裏側で動いている。コンビニでバーコードを読み取ると、在庫が減り、発注が自動で起きる。病院で診察を受けると、電子カルテに記録され、薬局と連携される。確定申告はオンラインで完結し、行政のデータベースに反映され...