教育

疑似科学に騙されないために理科の体系的理解

私たちの暮らしは、科学技術に支えられています。でも、その「仕組み」を理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。こうした日常の疑問の裏には、物理法則や化学反応が隠れています。一生を支える義務教育の力:中学理科・数学の定着が『自律』の土...
科学・産業史

危険・汚染・死を誰が引き受けるか|NIMBYの歴史

「総論賛成、各論反対」「原子力発電所は必要だと思う。ただ、うちの近くには建てないでほしい」「ゴミ処理場は社会に不可欠だ。でも、うちの地域には絶対反対」このような主張を、英語ではNIMBY(Not In My Back Yard)と呼ぶ。「自...
教育

戦前に設立した日本の理工系高等教育機関【設立年表・法令】

東京大学、京都大学――帝国大学の系譜は有名ですが、地方国立大学の多くは戦前の「高等工業学校」「高等農林学校」「専門学校」が前身です。明治から日本は、帝国大学(研究・国家中枢人材)と専門学校(現場の実務家・技術者)の二本柱で、独自の高等教育制...
キャリア開発

教育システムを製造業の品質管理で考えてみる

「東大合格者○名!」――製造業でいえば「100個中1個が優秀」を誇るようなもの。品質管理の観点では失敗です。日本の教育システムは就学率99.9%(稼働率)に特化する一方、学力のばらつきを許容し、つまずきは塾・家庭教師(外注)に依存しています...
科学リテラシー

ZEHから住環境システムを考える【住環境システム01】

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。建物で消費するエネルギーと、太陽光発電などで創り出すエネルギーの収支をゼロにする住宅のことです。光熱費の削減だけでなく、快適性の向上、資産価値の維持、そして地...
科学・産業史

人体を知ることが医療を変えた|解剖学から始まる外科の歴史

手術とは何か、と問われれば、多くの人は「体を切る医療」と答えるだろう。だが、それだけでは不十分だ。メスを入れるためには、まず人体の構造を知らなければならない。痛みを取り除く方法が必要だ。傷口からの感染を防がなければならない。出血に対処しなけ...
科学リテラシー

観察と精度には限界がある【科学リテラシー入門02】

天気予報の「降水確率60%」という表現に、もどかしさを感じたことはありませんか。「結局、降るの?降らないの?」と。実は、この曖昧さこそが科学の誠実さの証なのです。科学は観察から始まります。空を見上げて雲の動きを観察し、温度計で気温を測定し、...
科学リテラシー

ISO・JIS・トレーサビリティ|標準規格が社会にもたらす仕組み

私たちの日常生活は、目に見えない「共通ルール」によって支えられています。もし規格がなかったらどうなるでしょうか?メーカーごとに充電器の形が違って海外旅行で使えなかったり、食品の安全基準がバラバラで何を信じればいいか分からなかったり、企業の品...