科学・産業史

科学・産業史

超能力研究は本当にあったー幽霊・念力・霊媒を真剣に検証した科学者たちー

19世紀末から20世紀中盤にかけて、世界中で「超能力」や「霊的現象」は真剣に研究されていました。しかも、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、東京帝国大学――名だたる学術機関の研究者が、幽霊や念力を検証しようとしていたのです。なぜ科学者たちは「...
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人類はなぜ「見たい」と思ったのか|光学技術の歴史

人間の肉眼が見える範囲は、宇宙全体からすれば針の穴ほどにすぎない。夜空の星々は美しくも遠く、指の先に棲む微生物は存在すら知られていなかった。それを変えたのが光学装置の発明である。顕微鏡と望遠鏡、そしてカメラ。この三つは一見まったく異なる道具...
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船が変えた世界の歴史

古代の木造船と海上文明人類最初の船は丸木舟や葦船だったが、文明の発展とともに木造船が誕生する。古代地中海ではフェニキア人とエジプト人が造船技術を先導し、帆と櫂を組み合わせた船で交易・征服・外交を展開した。日本でも奈良・平安時代に遣隋使・遣唐...
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発酵という人類と微生物の共生が築いた食文化

味噌や醤油、日本酒にヨーグルトやチーズ――世界各地の伝統食に共通するのが「発酵食品」です。微生物の働きが味覚や保存性にどのような影響を与え、現代の健康科学とどう結びついているのか。一万年以上にわたる人類と微生物の共生の歴史を、科学的視点から...
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生物進化の歴史─ 40億年のダイジェスト ─

地球が誕生してから約46億年。その歴史の初期を除いたほぼすべての期間にわたって、生命は絶えることなく存在し進化していてきました。生命の歴史は単なる「種の増減」ではありません。本稿では、生物進化の歴史を時系列で追いながら詳しく解説します。 生...
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計量の発展とSI単位系ー「計る」という行為が支えた文明ー

スーパーのレジで肉を買うとき、あなたはその重さを疑いません。タクシーに乗るとき、運賃メーターが不正だとは考えません。電気料金の請求書を見て、計測値を検証したりしません。なぜこれほど当然のように信頼できるのでしょうか。その背景には、国家による...
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電気文明はどう生まれたのか|電気と磁気の発見から社会インフラまで

電気は現代社会の血液のような存在です。照明、通信、鉄道、コンピュータ。ほとんどすべての社会インフラは電気の上に成り立っています。しかし人類が電気を理解し、利用できるようになったのは、わずか200年ほど前のことです。それまでは電気も磁気も、た...
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科学が明らかにする日本の古代史ー考古学で用いられる科学ー

「考古学」と聞くと、土器や遺跡を発掘し年代順に並べる伝統的な学問を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし現代の考古学は、物理学・化学・生物学・地学といった自然科学の手法を取り入れた解析が進んでいます。文献記録が乏しい古代において、これらの科学...
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交通技術の発展と流動性の変化ー技術は世界をどう変えたかー

人類の歴史において、交通技術は単なる移動手段の改良ではなく、社会の構造そのものを変革する基盤技術であった。徒歩や馬に依存していた社会では、移動は時間と体力を要する行為であり、距離は生活圏を強く制限していた。遠距離移動は宿泊を前提とし、地域社...