科学・産業史

狩猟から農業・養殖へと移行してきた食の歴史

私たちが日々口にする食べ物は、大きく二つの異なる起源をもっています。一つは「自然の中で育ったものを獲る」狩猟的な食、もう一つは「人間が管理し育てた」農業的な食です。鶏肉や牛肉はスーパーで並んでいますが、これらはすべて人間が完全に管理した家畜...
科学・産業史

間違いと失敗が科学技術を前進させてきた歴史

私たちは無意識に「正解」を求めます。しかし、科学技術も、はじめから間違いをおかさなかったわけではないのです。科学と産業の歴史を振り返れば、今の私たちの安全で便利な生活は、数多の「失敗」の上に築かれていることがわかります。失敗は、知識不足(当...
キャリア開発

科学リテラシーが変える社会の変化-6つの領域-

義務教育課程で学んだ内容は、社会に出てしまえばその多くを忘れてしまう人が大勢いる。エネルギー保存則、化学反応式、細胞の働き、天気図の読み方。これらは中学校で習う基礎的な内容だが、日常生活で意識的に使いこなしている人はどれほどいるだろうか。中...
科学リテラシー

一次情報という資料の探し方

SNSで拡散されるセンセーショナルなニュースや、インフルエンサーによる断定的な解説。それらを鵜呑みにして「わかったつもり」になっていませんか?誰かのフィルターを通した「二次情報」は便利ですが、そこには必ず発信者の意図や誤解、あるいは「切り取...
科学リテラシー

接触しなくても力は伝わる|音・光・電磁波の物理

声は届き、光は見え、電波は通信を可能にする。これらはすべて「波」として空間を伝わる現象であり、物体が直接触れなくてもエネルギーや情報が伝達されることを示している。本稿では波動の基本概念と、日常技術を支える物理原理を解説する。波を理解する上で...
科学リテラシー

食物が体内で素材やエネルギーになるまで【栄養科学の入門】

消化器系は、食物という複雑な分子を、細胞が利用できる単純な分子に分解する生化学プラントです。このシステムは大きく4つの機能を持ちます。歯による咀嚼、胃や腸の蠕動運動により、食物を物理的に細かくします。表面積が増えることで、化学的消化が効率化...
科学・産業史

宇宙の創生から人類誕生までを証拠に基づいて俯瞰する

私たちがどこからきてどこへ向かうのか。この哲学的な問いに対する答えを探して、人類は、宇宙の誕生から人類の誕生までの歴史を探ります。文明の誕生以前の歴史は様々な証拠に基づいて仮説を検証することで過去が記述されつつあり余す。本稿では、科学的な証...
キャリア開発

読書・観察・想像が科学的思考を育てる

「実験を増やせば理科の成績が上がる」――これは半分正解で半分誤解です。実験は大事ですが、宇宙の誕生(138億年前)、生物の進化(38億年)など、実験室で再現できない現象をどう理解させるか? ここで重要になるのが、読書(科学史・科学者の思考過...
科学・産業史

超能力研究は本当にあったー幽霊・念力・霊媒を真剣に検証した科学者たちー

19世紀末から20世紀中盤にかけて、世界中で「超能力」や「霊的現象」は真剣に研究されていました。しかも、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、東京帝国大学――名だたる学術機関の研究者が、幽霊や念力を検証しようとしていたのです。なぜ科学者たちは「...
教育

工学部の成立史|職人の知が学問に至った経緯とその課題

工学部を卒業してから工場に配属されると、「大学で習ったことが役に立たない」と感じる人が多いものです。それはなぜでしょうか。その理由は、工学教育が「研究開発」を前提に設計されており、卒業生の主要な配属先である「工場の運営・管理」に必要な知識(...