科学リテラシー

証拠・反証・再現性で捉える世界【科学リテラシー入門01】

私たちは日常生活の中で「科学的」という言葉をよく使いますが、科学とは何なのでしょうか。以下の6つの原則に基づいて知識を積み重ねていく営みです:証拠に基づく - 客観的なデータと観察が基盤反証可能である - 間違いを認め、修正できる再現性があ...
科学・産業史

灌漑・ダム|文明を作る水の技術史

農耕文明は「土地を耕す」だけでは成立しない。安定した食料生産のためには水を制御する技術が必要である。農業は降雨だけに依存すると不安定である。降水量は地域差・季節差が大きく、干ばつや洪水が収穫を左右する。そこで人類は太古の昔から三つの課題に取...
科学リテラシー

情報システムが社会を支える【情報科学の入口】

情報システムは、日常のあらゆる業務の裏側で動いている。コンビニでバーコードを読み取ると、在庫が減り、発注が自動で起きる。病院で診察を受けると、電子カルテに記録され、薬局と連携される。確定申告はオンラインで完結し、行政のデータベースに反映され...
科学リテラシー

自給自足はどのくらい可能?―外部インフラの依存性を下げた生き方

スーパーが閉まり、電気が止まり、水道が止まったら、あなたの家は何日生き延びられますか? 都市生活者の多くは、食料・電気・水のすべてを外部インフラに依存しています。しかし、災害・パンデミック・経済危機で供給が途絶えた場合、備蓄と自給力が生死を...
キャリア開発

学歴が安定に結び付かない時代―地域・スキル・学び・創造性・心の5つで備える

これまでは、「良い大学→良い企業→安定した人生」というモデルが機能していた。教育投資ができる家庭の子どもは有利な立場に立ち、そうでない家庭の子どもは不利な状況に置かれた。しかし、そのモデル自体が今、大きく揺らいでいる。終身雇用の崩壊、大企業...
科学リテラシー

現代の犯罪捜査を支える科学

「犯人の指紋が現場に残されていた」「DNA鑑定で容疑者が特定された」——ニュースや刑事ドラマでよく耳にするこれらの言葉の背後には、化学・物理・生物・情報科学が複雑に絡み合う「法科学」の世界がある。現代の犯罪捜査は、かつての名探偵が閃きで真犯...
科学リテラシー

食品の保存をめぐる科学ー【食品科学の入口】

冷蔵庫から取り出した肉が異臭を放っていた、ご飯にカビが生えていた。こうした経験は誰にでもあるでしょう。食品の腐敗とは、微生物が食品成分を分解し、異臭や有害物質を生み出す現象です。つまり食品は自然に腐るのではなく、目に見えない微生物の活動によ...
科学リテラシー

全体と部分の考え方:要素還元論とシステム思考

近代科学は複雑な現象を「分解して理解する」という要素還元的アプローチによって大きな成果を上げてきました。科学的方法論の基礎として、観察と実験を通じて普遍的な法則を発見し、技術革新を生み出してきたのです。しかし、その方法だけでは自然現象や社会...
科学リテラシー

日常で見られる化学反応|燃焼・爆発・代謝

化学反応には、本来「安全」も「危険」もない。危険になるのは、反応が速すぎるとき、そして条件が整いすぎたときだ。物質そのものに善悪のラベルが貼られているわけではない。火薬が危険なのは物質そのものではなく、「反応条件が整いすぎている」から。小麦...
科学・産業史

科学・技術・数学の3分野の繋がりが文明にもたらした影響

科学(自然理解)、技術(生活と生存の工夫)、数学(抽象言語)は、人類文明が発展する歴史の中で生まれ、進化してきました。古代エジプトでピラミッドを建設した技術者たちは、幾何学を発展させました。ガリレオは望遠鏡という技術を使って天文学という科学...