博士が民間へ移行する際に意識すること
1. キャリアの起点
- 博士課程・ポスドクを経て研究職
- 論文執筆・外部資金・共同研究の経験
- 問題設定から検証・考察までを一人で担える
👉 研究そのものではなく「進め方」が核となる
2. 分野・職種をまたぐ柔軟な移動
- 自身の研究が直接ビジネスとして結実しない結果、「テーマ」ではなく「スキル」を軸にしたキャリア再構築
- 未経験領域でもキャッチアップする姿勢(学習能力)
- 職種の一貫性よりも能力と価値提供を優先
👉 専門バカではないことを意識
👉 研究で培った能力の用途変更
3. ベンチャー・小規模組織での実務
- 人数・予算制約下での業務経験
- 研究・管理・調整・雑務の同時並行
- 「自分の仕事の境界」を引かない姿勢
👉 研究室での運営は、とくに非大企業で評価されやすい
👉 まずは民間での実務経験を
4. 「肩書き」ではなく「課題解決」
- 研究者であること自体に固執しない
- 業務上の問題を整理し、改善し組織や周囲への貢献
👉 実務的価値創出への転換
アカデミアで培った「問題定義・分析・改善」の能力を、分野や肩書きに縛られず民間の実務へ再配置した点
- 「研究者としてのOSを保ったまま、用途(アプリ)を変えた人」
という点です。

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