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フィールドと博物館

日本のジオパーク、農業遺産、自然遺産

日本には、UNESCO世界遺産(自然5件・文化7件)、FAO世界農業遺産(17地域)、ユネスコジオパーク(10地域)、が存在します。これらの認定制度は、第二次世界大戦後、急速な開発によって失われる文化財や自然環境を守るため、また人類共通の遺...
科学のしくみ

核エネルギー:核融合・核分裂から地層処分、半減期の課題まで

「核」という言葉を耳にするとき、多くの人は原子爆弾や放射線といった、負の側面を伴うイメージを抱くかもしれません。しかし、核エネルギーの本質とは、本来この宇宙を動かす「成り立ち」そのものと深く結びついているのです。夜空に輝く恒星の光も、地球内...
科学史・産業史

人体を知ることが医療を変えた|解剖学から始まる外科の歴史

人間はいつから、外科的な医療を行うようになったのでしょうか。 手術を安全かつ正確に行うためには、緻密な解剖学的知識、耐えがたい痛みを取り除く麻酔、そして目に見えない感染を防ぐ無菌化の徹底が不可欠です。さらには、大量出血への適切な対処や、時に...
教育

大学の人気学部はどう変わった?工・医・法の変遷から読む社会構造

日本の近代史を振り返ると、時代とともに価値観が移り変わり、人気な職業も変化しているという事実があります。では、日本の大学学部の人気はどのように変遷してきたのでしょうか。工学部・医学部・法学部という三つの主要学部の盛衰を通じて、日本社会の構造...
科学のしくみ

化学の出発点:原子を最小単位として構築された科学

私たちの身の回りは、すべて「物質」でできています。物質をどこまでも細かく分けていくと、最終的に「原子」という粒に行き着きます。原子は、さらに中心の原子核と、その周囲を取り巻く電子からなる構造を持つことがわかっていますが、いったん原子という粒...
科学史・産業史

スポーツと科学技術|人間の限界を塗り替えてきた革新の歴史

古代から続く身体鍛錬の歴史は、近代科学と出会うことで劇的な変貌を遂げました。かつてのアスリートの活躍は、個人の経験則や天賦の才能に依存する「偶然の産物」に過ぎませんでしたが、現代においてスポーツは論理に基づく「科学的実装」の対象となっていま...
科学のしくみ

繊維の科学 | 天然・人工繊維の分類

私たちが毎日何気なく選んでいる衣服の「素材」。デザインや価格、肌触りだけで決めていませんか?実は、衣服のタグに書かれた素材名を選ぶことは、その繊維が持つ「ミクロな分子構造」や「地球環境への負荷」を選択することです。本記事では、天然繊維から合...
教育

旧帝国大学と地方国立大学|戦前から続く高等教育機関の階層

日本の大学は、名称こそ同じでも教育・研究力に大きな差があります。その背景は、戦前に形成された高等教育の階層構造と、戦後改革による「一斉大学化」です。本稿では、帝国大学・地方国立大学の歴史的役割を整理し、予算・学生数・研究費・大学院体制から日...
科学史・産業史

人工石油という夢:非効率な技術が科学を前進させた歴史

科学の歩みは、常に合理的な計画性だけで前進してきたわけではありません。むしろ、生存を懸けた切迫した欲求や、一見して実現困難に思える夢こそが、結果として技術と方法論を極限まで洗練させてきたという側面があります。かつて試みられた、石炭や植物から...
科学史・産業史

繊維の歴史:人類の文明を変えた素材の秘密

私たちが日々、当たり前のように身に纏っている「衣服」。その最小単位である「繊維」には、数千年にわたる人類の知恵と、目覚ましい科学の進歩が凝縮されています。人類の歩みは、自然界にある植物の茎や動物の毛をそのまま利用することから始まりました。古...