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キャリア開発

科学的思考を育てる「観察・読書・想像」のサイクル:日常の解像度を高める方法

「理科の学習にとって実験は大事」とよく言われます。これは半分正解で半分誤解と思っています。実験は大事ですが、宇宙の誕生(138億年前)、生物の進化(38億年)など、実験室で再現できない現象をどう理解させるか?という課題が残るからです。ここで...
科学のしくみ

社会を動かす「情報システム」の論理と構造

コンビニで商品を手に取る、病院で診察を受ける、あるいはスマートフォンから行政手続きを済ませる。私たちの日常において、もはや当たり前となったこれらの光景の裏側では、膨大な「情報システム」が休むことなく動き続けています。これらは単なる便利な道具...
科学史・産業史

光学の歴史:望遠鏡と顕微鏡が拡張した人類の視力

17世紀は、人類の視覚がかつてない飛躍を遂げた光学史上最大の転換点でした。わずか数十年の間に、望遠鏡と顕微鏡という二つの革命的な道具が相次いで登場しました。これにより、人類は宇宙の深淵と極微の世界という「両極のフロンティア」を同時に手に入れ...
科学史・産業史

間違いと失敗が科学技術を前進させてきた歴史

私たちは無意識に、科学や技術に対して「正解」を期待しがちです。しかし、科学技術の歩みは決して一直線の成功の歴史ではなく、むしろ膨大な「間違い」を修正し続けてきた試行錯誤の軌跡に他なりません。現在の安全で利便性の高い社会は、過去に積み上げられ...
フィールドと博物館

日本のジオパーク、農業遺産、自然遺産

日本には、UNESCO世界遺産(自然5件・文化7件)、FAO世界農業遺産(17地域)、ユネスコジオパーク(10地域)、が存在します。これらの認定制度は、第二次世界大戦後、急速な開発によって失われる文化財や自然環境を守るため、また人類共通の遺...
科学のしくみ

幸福の「コスパ」を科学する:なぜ年収やスペック向上は頭打ちになるのか

「もっとお金があれば幸せになれるのに」「最新のスペックに買い替えれば満足できるはずだ」。私たちは無意識のうちに、投入する資源と得られる満足度は正比例するという「線形的な思い込み」を抱きがちです。しかし、現実の満足度は直線ではなく、ある地点か...
科学のしくみ

環境に放出される化学物質|測定・基準・管理の仕組み

私たちの暮らしを支える便利な「化学物質」。しかし、ひとたび制御を失えば、それらは自然環境に消えない傷跡を残します。過去に起きた環境汚染の多くは、その物質が「環境中でどのように振る舞うか」を十分に理解しないまま、利便性のみを追求してきた結果と...
科学のしくみ

批判的思考:情報に溺れないためにバイアスを認識

私たちは今、「情報不足」ではなく「情報過多」の時代を生きています。毎日スマートフォンを開くたびに、ニュースや広告、SNSの投稿、専門家の意見が絶え間なく流れ込み、何が真実で何がノイズなのかを判断すること自体が困難になっています。こうした膨大...
科学のしくみ

力学におけるモデル化とは?質点・剛体から学ぶ物理的思考

「この橋はトラックの重みに耐えられるのか」「あの建物は地震に耐えうるのか」。 こうした日常のふとした問いは、すべて物理学の基礎である「力学」へと繋がっています。一見バラバラに見える物体の挙動も、力学というレンズを通せば、一貫したシステムとし...
科学のしくみ

証拠・反証・再現性で捉える世界

私た日常生活で何気なく使っている「科学的」という言葉ですが、特定の知識を指すのではなく、厳密なプロセスを通じて信頼を築き上げる営みにあります。科学を科学たらしめているのは、主に6つの原則です。まず、個人の主観ではなく客観的なデータや観察とい...