暮らしの科学

科学のしくみ

断熱・省エネ・創エネでつくる「持続可能な住環境」

私たちは人生の半分以上の時間を「室内」で過ごしています。それゆえに、住環境の質が人生の質そのものに大きな影響を及ぼすのは当然のことと言えます。時代を経てエアコンや冷蔵庫といった家電製品が普及し、私たちの暮らしは格段に便利になりました。しかし...
科学のしくみ

なぜ人は信じたいものを信じるのか?|確証バイアスのメカニズム

「この思考法なら間違いない」「この政党の政策こそが正解だ」――私たちは日々、さまざまな事象に対して「確信」を抱きながら生きています。不思議なのは、全く同じ情報に触れても、ある人は「やはり正しい」と確信を深め、別の人は「これは誤りだ」と断じる...
科学史・産業史

土木は地球の彫刻:「橋」と「トンネル」

橋とトンネルは、人類が「地形という物理的障害」を克服し、文明を切り拓くために発達させてきた土木技術の結晶です。山を貫き、谷や川を越えることで、人々は交通や交易の路を確保してきました。これらの歴史は、材料(石・木・鉄・コンクリート)、測量技術...
科学史・産業史

鉄道の歴史:新幹線が示したシステムの有用性

自動車と同じく「車輪」を持ち、陸路を走る鉄道の歴史は、16世紀の鉱山鉄道から始まりました。20世紀後半にはモータリゼーションや航空機の台頭により、一時は「貨物専用の斜陽インフラ」と囁かれた時期もあり、現在でもその位置づけは国によって様々です...
科学のしくみ

食物が体内で素材やエネルギーになるまで

私たちが食べる一口のご飯や一切れの肉は、やがて全身の細胞のエネルギーや体を形作る構成材料へと姿を変えます。この一連のプロセスを支えているのが、特定の結合だけを切り離す「分子のハサミ」――すなわち酵素たちです。人体というシステムは、外部から摂...
科学史・産業史

建築材料の歴史:コンクリートが変えた都市構造

都市維持するためには、建物・橋・道路・上下水道といった巨大なインフラ構造物が不可欠です。そして、それらを可能にしたのは時代ごとに発展してきた建築材料にほかなりません。材料の進歩は都市の規模・耐久性・安全性・耐震性を根本から変えてきました。木...
科学のしくみ

「人体」:化学プラントに見立てたシステム

なぜ医療では、人体を「器官」単位の診療科に分けて扱うのでしょうか。それは、人体という複雑なシステムを理解するうえで、機能別の領域に分割することが最も合理的だからです。確かに、実際の疾患は一つの器官に限定されません。しかし、医療が領域ごとに分...
科学のしくみ

社会を動かす「情報システム」の論理と構造

私たちの日常において、もはや当たり前のインフラとなった「情報システム」。いままでの機械であれば、目の前にある物理的な装置そのものがシステムの境界でした。ところが現代の情報技術では、手元にあるスマートフォンが世界中のサーバーとリアルタイムで繋...
科学史・産業史

トイレタリー製品の歴史:石鹸・洗剤が変えた公衆衛生と生活習慣

洗剤、ティッシュ、シャンプー、紙おむつ──。これらは一見、どこにでもある「日常の消耗品」であり、業界ではトイレタリー製品と呼ばれています。しかし、これらが一般の家庭に普及したのは、実はわずか数十年前のことにすぎません。そして、その普及の背後...
フィールドと博物館

日本のジオパーク、農業遺産、自然遺産

日本には、UNESCO世界遺産(自然5件・文化7件)、FAO世界農業遺産(17地域)、ユネスコジオパーク(10地域)、が存在します。これらの認定制度は、第二次世界大戦後、急速な開発によって失われる文化財や自然環境を守るため、また人類共通の遺...