科学のしくみ

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なぜ年収の向上だけでは幸福は頭打ちになるのか

「もっとお金があれば幸せになれるのに」。私たちは無意識のうちに、投入する資源と得られる満足度は正比例するという「思い込み」を抱きがちです。しかし、現実の満足度は直線ではなく、ある地点から伸び悩む曲線を描きます。この現象は、経済学や心理学にお...
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犯罪捜査を支える科学:指紋からデジタル遺留品まで

指紋やDNA。刑事ドラマで象徴的に描かれるこれらの言葉の背後には、化学・物理・生物・情報科学が高度に融合した「法科学」の世界が広がっています。現代の犯罪捜査は、かつてのフィクションのよう世界ではありません。微細な証拠を積み上げ、膨大なデータ...
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電気によるエネルギーと制御がつくる社会インフラ

私たちは、発電所から送られてくる電気に支えられながら生きています。社会を動かす巨大な動力はもちろんのこと、現代のデジタルも、その正体はすべて「電気」です。つまり、電気には「エネルギーとしての役割」と「通信・制御としての役割」という2つの側面...
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接触しなくても力は伝わる|音・光・電磁波の物理

物理の世界において、エネルギーが遠くへ伝わる方法は2つしかありません。1つは「物体そのものが移動して衝突すること」、そしてもう1つが「波が伝わること」です。地震を例に挙げると、震源にある岩石が私たちの足元まで移動してくるわけではありません。...
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「人体」:化学プラントに見立てたシステム

なぜ医療では、人体を「器官」単位の診療科に分けて扱うのでしょうか。それは、人体という複雑なシステムを理解するうえで、機能別の領域に分割することが最も合理的だからです。確かに、実際の疾患は一つの器官に限定されません。しかし、医療が領域ごとに分...
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人工知能が進化した3つの要因

ここ数年、AI(人工知能)の進化は目覚ましく、私たちの生活や働き方を根底から変えようとしています。その飛躍の背景には、2010年代後半に「技術的転換点」が起こったといわれています。「知恵(アルゴリズム)」「経験(データ)」「体力(計算力)」...
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力学におけるモデル化とは?

ニュートンがリンゴの落下から導き出した力学は、現実を大胆に「簡略化したモデル」から始まりました。今日、この古典力学から派生した数々の理論は、広大な適用範囲を誇っています。しかし、本質以外を削ぎ落とした「モデル」である以上、そこには必ず適用の...
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なぜ人は信じたいものを信じるのか?|確証バイアスのメカニズム

「この思考法なら間違いない」「この政党の政策こそが正解だ」――私たちは日々、さまざまな事象に対して「確信」を抱きながら生きています。不思議なのは、全く同じ情報に触れても、ある人は「やはり正しい」と確信を深め、別の人は「これは誤りだ」と断じる...
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核エネルギー:「核分裂」の利用から「核融合」まで

「核」という言葉を耳にするとき、多くの人は原子爆弾や放射線といった、負の側面を伴うイメージを抱くかもしれません。しかし、核エネルギーとは、本来この宇宙を動かす「成り立ち」そのものと深く結びついているのです。夜空に輝く恒星の光も、地球内部が数...
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エネルギーの等価性と不可逆な非効率性の科学

淹れたてのコーヒーは自然に冷めていきますが、冷めてしまったコーヒーが勝手に温まることはありません。また、エアコンは部屋を冷やす一方で、室外機から必ず熱風を吐き出します。こうした熱の振る舞いを記述するのが「熱力学」です。熱もエネルギーの一種で...