2025-12

科学リテラシー

「世界はなぜこう動くのか」―力学で読み解く日常の仕組み-S1-1-

私たちの日常にあふれる「当たり前の現象」は、力学という一つのシステムで説明できる。本章では公式の暗記ではなく、「構造・流れ・制御」という視点から、力・運動・エネルギーの関係を一つの物語として描き直す。読み終えたとき、世界の動きが少し違って見...
オピニオン

提言:博士人材の社会的再配置論ー「専門家」ではなく「知恵袋」として―

小さな組織や学校現場には、専門家を揃える余裕はないが、考えを整理し伴走してくれる「知恵袋」は常に不足している。知識を消費せず、循環させるための現実的提案である。本稿は、博士人材を社会の各所に再配置する構想を、制度と事例が揃う教育現場を起点に...
科学リテラシー

電気の正体―電圧・電流・抵抗が作る現代文明ー-S1-3-

スイッチを入れると明かりがつき、スマートフォンは充電すれば動き出す。だが、電気はなぜ流れ、どこで仕事をしているのだろうか。本章では、電圧・電流・抵抗という基本要素から出発し、発電、モーター、電池、太陽電池までを一つの物語として解き明かす。電...
科学・産業史

工場を構成するシステム ― 7つの柱に分解して読み解くー

工場は単に「物をつくる場所」ではない。原材料の投入から製品の出荷、廃棄・回収に至るまで、法規制、人、資格、マネジメント、技術、品質、生産管理、安全・環境といった多層の仕組みによって支えられている。本稿では工場の全体像を7つの要素に分解し整理...
オピニオン

37歳・研究職からの民間企業への転職で面接官から問われた「質問全リスト」

JREC-INでの公募から一転、37歳で民間企業へ。研究職は「職歴なし」と見なされる厳しい現実から、Indeedやエージェントを駆使して内定を勝ち取ります。職務経歴書の書き方すら手探りだった私が、実際の面接で問われた全質問を網羅しました。3...
オピニオン

一生を支える義務教育の力:中学理科・数学の定着が『自律』の土台になる

私は大学を辞めてから、幅広い職種や領域で仕事をしてきた。そのなかで、気がついたことは2点。多様な現場で得た確信。それは、義務教育こそが社会を生き抜く「最強の武器」であるという事実です。中学レベルの基礎学力は、思考力や対人能力を支える不可欠な...
科学遺産・博物館

科学館知的好奇心を実装する場:関東の総合科学館・博物館で体感する『科学の系譜』

中学理科を土台とした科学的思考は、実物を見て触れる体験を通じて、より確かな「自分の知恵」へと変わります。日本随一の収蔵量を誇る国立科学博物館から、地域の生態系や先端技術を学べる各県の施設まで。教科書の中の知識が、いかに現実の社会や自然を支え...
オピニオン

自給自足って、実際どのくらい大変なの?— 一般家庭の消費量と自給に必要な本当の数字 —

「自律して生きる」とは、自身の生活を支える資源を定量的に把握することから始まります。一般家庭の平均消費量と、食糧・エネルギーを自給する場合の必要量を比較。米・野菜から電力の確保まで。生存に必要なリソースを可視化し、依存脱却のための「生活イン...
オピニオン

教育格差を超えて—VUCA時代に備える「複数の豊かさ」という戦略

地方格差から教育格差へ。日本の経済成長が格差を助長してきた。しかし、高学歴を得ても安定は保証されない時代が来た。AI、経済変動、職業消失——予測不能な未来に必要なのは学歴ではなく、変化に適応できる「複数の豊かさ」だ。その土台は今日から築こう...
科学・産業史

旧帝国大学と地方国立大学にはどのような違いがあるのか―戦前から続く高等教育の階層構造

日本の大学は、名称こそ同じでも教育・研究力に大きな差がある。その背景には、戦前に形成された高等教育の階層構造と、戦後改革による「一斉大学化」がある。本稿では、帝国大学・地方国立大学の歴史的役割を整理し、予算・学生数・研究費・大学院体制から日...