「ジオパーク」: 地質遺産・大地の成り立ちを教育・観光につなげる地域


ジオパークとは?(要点)

ジオパーク(Geopark) の目的:

  1. 地球・大地の歴史や地質遺産を保全する
  2. 教育や学習を通じ地球科学の理解を深める
  3. 地域振興・観光(ジオツーリズム)につなげる
  4. 自然・文化・人の暮らしを統合した地域づくりを進める(ジオパーク)

✅ 日本のジオパーク

日本には 「日本ジオパーク」「ユネスコ世界ジオパーク(UNESCO Global Geoparks)」 の2種類があります。どちらも地域の地質と自然・文化を活かす取り組みを行いますが、認定主体が異なります。

  • 日本ジオパーク:日本ジオパーク委員会(JGC)が認定する国内版ジオパーク
  • ユネスコ世界ジオパーク:UNESCO(ユネスコ)が国際基準で認定するジオパークプログラム(IGGP)(ジオパーク)
    ※ 2025年10月現在、日本ジオパークは 48地域、そのうち 10地域 がユネスコ世界ジオパークにも認定されています。(ジオパーク)

📌 ユネスコ世界ジオパーク(日本の10地域)

以下は ユネスコ世界ジオパーク(国際認定) の一覧です。

  1. 洞爺湖有珠山(Toya-Usu) — 北海道
  2. 糸魚川(Itoigawa) — 新潟県
  3. 山陰海岸(San’in Kaigan) — 京都・兵庫・鳥取
  4. 室戸(Muroto) — 高知県
  5. 島原半島(Unzen Volcanic Area) — 長崎県
  6. 隠岐(Oki Islands) — 島根県
  7. 阿蘇(Aso) — 熊本県
  8. アポイ岳(Mt. Apoi) — 北海道
  9. 伊豆半島(Izu Peninsula) — 静岡県
  10. 白山手取川(Hakusan Tedorigawa) — 石川県 / 福井県ほか(Tedori川流域)(日本ジオパーク委員会)

※ 各地域は 地質・火山活動・大地の形成史・化石・プレート運動など、独自の地学教育ストーリーを持つエリア です。(日本ジオパーク委員会)


📌 日本ジオパーク(国内認定 48地域)

日本ジオパークは、ユネスコ認定を含む国内独自認定のジオパークです(ジオパーク)

北海道〜東北

  • アポイ岳、洞爺湖有珠山、白滝
  • とかち鹿追、十勝岳、三笠
  • 下北(三陸含む)、八峰白神、男鹿半島・大潟
  • 鳥海山・飛島、ゆざわ、栗駒山麓

関東〜中部

  • 箱根、南アルプス(中央構造線エリア)
  • 霧島山麓、下仁田、秩父
  • 苗場山麓、三笠
    (※上記は代表例で、他多数あります)(ジオパーク)

近畿〜中国・四国

  • 山陰海岸(ユネスコ認定)、萩、三好
  • ※他多数の地域ジオパークが認定されています(合計48地域)。(ジオパーク)

九州・沖縄

  • 阿蘇(ユネスコ認定)、桜島・錦江湾、五島列島
  • 土佐清水、蔵王、喜界島 など(ジオパーク)

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